私が介護の世界に入ってすぐに勤めてたトコは認知症専門の高齢者福祉施設でした。
老化と共にみんな起こりやすくなる「物忘れ」は、忘れていても思い出せるんだけど、忘れたコトすら思い出せなくなってしまうのが「認知症」で、最終的には(老衰や寿命ではなく認知症という病気のせいで)死に至るのです。
季節や日時、年齢が分からなくなってしまい、暑い夏なのに「寒い寒い」と冬物の服を着ていたり、まだ昼間なのに夜だと思ってパジャマを着て寝ようとしたり。自分が行きたい場所の道順も今いる現在地もドコから来たのかも忘れてしま...
もし自分が認知症になったとしたら、どんなカンジになるのか…というシュミレーションができる体験型の研修やワークショップがあるコトは知っていますか?
明らかに小さくて入りそうにない子ども用のパジャマなどを役職とかのある偉いヒトが指差して「今すぐにコレをちゃんと着てください」と言って、モチロンなかなか着れない参加者に「何をしてるんだ!?」「さっさと着ろ!」「まだそれだけしか着れてないのか…」などと罵詈雑言を浴びせながら参加者を追い込みまくっていくそうです…。
つまり、認知症という病気になって無理なコト...
できるだけ早いうちに適切な対応をすれば、認知症になるコトを防いだり、進行を遅らせるコトもできるので、認知症初期の対応が非常に大事!
私がオススメしてる効果の高い認知症防止策は、できるだけ脳の色んな部分へ同時に刺激を与えるコトです。料理やお菓子を出す時間は、大体決まってるし、それに間に合うように頭で考えながら手先などの身体も使いますよね☆歌を唄う時には、文字を読みながら唄ったり手拍子をしたり、簡単で覚えやすい手遊び程度の振り付けで身体を動かしたりもするし…♪
今、話題になってる「コグニサイズ」も認...
本日もうららかな陽気の中、俺は自転車で通勤をしている。この季節はまだ湿気が多くないので、自転車を漕ぎ易いので気分がよい。
しかし、マナーが悪いドライバーによって俺の朝の気分はぶち壊れた。信号に差し掛かった俺に対し、スズキかなんかの軽自動車が幅寄せをしてきたんだ。とてもシンジラナイ・・だってこっちは自転車ですよ。
頭にきた俺だったが、正直喧嘩をしている時間はないので、せめてそいつの面だけでも拝んでやろうと思い、中央車線側から回って運転席をみたんだ。
シャープな顎をツンとあげて、多分、意図的に俺のバ...
認知症は大脳に病変を持つ疾患であるが、アルツハイマー型認知症と血管性認知症で全体の80%を占めている。わが国ではアルツハイマー型認知症が多くなっているという報告もみられる。
アルツハイマー型認知症は、前頭葉、側頭葉を中心とした大脳の委縮が認められる。発症時は知人の名前を忘れたり、職場までの通いなれた道で迷ったり、めまいや頭痛の発作から始まり、著しい記憶障害が生じる。
後期になると、知的機能の全般的な障害がみられ、支離滅裂な行為や会話が増え、周囲の人々の理解を得ることが難しくなる。日常生活面におい...
高齢者社会を迎えたわが国では、認知症の人が増加し、それに伴う問題はクローズアップされている。認知症の人は1995(平成7年)には約126万人、2003年(平成15年)では160万人を上回り、2020年には約292万人、2035年には約350万人に達すると言われている。
認知症は年齢関わらず発症する可能性もあるが、高齢者になればなるほど可能性が増し、80才以上になると約20%の発症する。在宅の認知症の人は約60%を占めているが、対応する福祉サービスは十分でない上に、家庭内の介護力の低下などから、施...
認知症予防に向けた運動プログラムとして独立行政法人長寿医療センターが進めている取り組みの一つが「コグニサイズ」である。「コグニサイズ」とは運動と認知トレーニングを組み合わせた新しい運動方法で、足踏みやステップをしながら3の倍数で、手を叩くなど、運動しながら頭を使うことを中心としたトレーニングである。
なんとなく、アレ、思い出さないか、アレ、そうかつて「世界のナベアツ」が1.2.3と数を数えながら、3の倍数でアホになるという芸。あれはまさにこの「コグニサイズ」である。
俺が関わっている障害者の支援...